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幼い恋

むかし、昔。
まだ10代の「少年なす」は、めっぽうやんちゃで
本能のおもむくまま行動する子でした。

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当時付き合っていた彼女は、お医者さんの堅い家庭で
ちゃんと高校生してた。

冬の冷たい午前3時頃、チャリンコこいで30分位の
彼女の家の前まで行って、ただ眺めて帰るだけのはずだったのに
何を思ったか、塀をよじ登り、雨樋伝いに1階の屋根へ・・

張り出したベランダに「登頂」を果たしたのだった・・・

ここまで来たらもう引き返せない私。

窓を小さく「コンコン」叩く音に、なんとか起きた彼女は
もうびっくりした顔で・・それでも嬉しそうにしてくれて・・

冷え切った私の手をパジャマの中へ入れて
「つめた~~」って言って温めてくれた。

見慣れたはずの部屋は真っ暗で、別世界。
窓の外は少し明るくなりかけていた。

少しでも逢いたくて、逢えば離れたくなくて・・・
ほんのちょっとした電話でのすれ違いが起こした出来事・・
深夜の冒険で埋まった距離。

あの時の戸惑いながら見せた彼女の笑顔は
ダウンヒルを駆け抜けるMTBの上で今も輝いているようだ。


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仕事中、当時の事が記憶によみがえり、ずっと思い出してました。
まだ、不器用でも気持ちをぶつける事してたなぁ・・・

何度目かでめっかってオヤジさんに殴られたっけ;